AIR Δ / Artist-in-residency Program vol.1
Key image of exhibition “Home Sweet Home” as a result of AIR Δ vol.1
JP /EN 23 October- 14 November 2021
English follows Japanese
■ レジデンスプロジェクトAIR Δ (*) の第一回成果発表展「Home Sweet Home」/サリーナー・サッタポン
2021年よりTRA-TRAVELが開始したレジデンスプロジェクトAIR Δ (*) の第一回成果発表展として、東京を拠点とするタイ出身のアーティスト サリーナー・サッタポンの「Home Sweet Home」を、大阪北加賀屋のsuper studio kitakagaya(SSK) 「Open Studio 2021 Autumn」のサテライトイベントとして開催いたします。
サリーナー・サッタポンは、1992年タイに生まれ、シラパコーン大学芸術修士取得。これまでタイ国内外で精力的に制作発表を行ってきましたが、コロナ禍の2020年11月に訪日し、現在は研究生として東京藝術大学大学院グローバルアートプラクティス専攻に在籍しています。
サッタポンは日常生活や日々の経験をインスピレーションにパフォーマンス、写真、ビデオ、インスタレーションなどのメディアで作品制作を行ってきました。しかし、これまで”芸術”のために大量に資源が消費されてきた結果、「芸術作品のはかなさ・脆さ」を現在はテーマとしており、同時に「(タイにおける)社会階層」を制作を通して考え続けています。
サッタポンは日常生活や日々の経験をインスピレーションにパフォーマンス、写真、ビデオ、インスタレーションなどのメディアで作品制作を行ってきました。しかし、これまで”芸術”のために大量に資源が消費されてきた結果、「芸術作品のはかなさ・脆さ」を現在はテーマとしており、同時に「(タイにおける)社会階層」を制作を通して考え続けています。
本成果発表展「Home Sweet Home」では、2021年3月から2カ月間SSKで滞在制作を行った新作を発表します。本展で発表される作品は、異国で暮らすサッタポンがタイの家や家族を思うノスタルジーに根ざし、 一方でまさに現在彼女自身が感じる苦痛にも結びついています。 「生分解性アート、死、孤独」に関して行われたリサーチから派生した実験的な作品をご覧ください。
–info–
< AirΔ exhibition vol.1 「Home sweet home」Sareena Sattapon >
< AirΔ exhibition vol.1 「Home sweet home」Sareena Sattapon >
*SSK「Open Studio 2021 Autumn」のサテライト企画として開催いたします。
会場:Super Studio Kitakagaya(大阪府大阪市住之江区北加賀屋5丁目4−64)
会期:2021年10月23、24、30、31日、11月6、7、13、14日(計8日間、土日のみ開催 ※11/13-14(記録映像のみ公開)
時間:12:00~18:00 ※会期中14:00よりパフォーマンスを行います(約20分間)。
入場:無料
ウェブサイト:https://ssk-chishima.info/event/open-studio-2021-autumn/
※マスクを着用してご来場ください
※37.5°以上の熱のある方、体調のすぐれない方は来場をお控えください
会場:Super Studio Kitakagaya(大阪府大阪市住之江区北加賀屋5丁目4−64)
会期:2021年10月23、24、30、31日、11月6、7、13、14日(計8日間、土日のみ開催 ※11/13-14(記録映像のみ公開)
時間:12:00~18:00 ※会期中14:00よりパフォーマンスを行います(約20分間)。
入場:無料
ウェブサイト:https://ssk-chishima.info/event/open-studio-2021-autumn/
※マスクを着用してご来場ください
※37.5°以上の熱のある方、体調のすぐれない方は来場をお控えください
*AIR Δ (delta) | エアーデルタ
AIR Δ は、「ゲストアーティストの表現に共鳴する」を目的に、下記を三角関係で結びアーティストインレジデンス(AIR)を実現するプロジェクトです。本展は、大阪北加賀屋のSSKとの協働にて開催しています。
①レジデンスできる場所
②成果物を発表する場所
③レジデンスを行いたい海外アーティスト
AIR Δ は、「ゲストアーティストの表現に共鳴する」を目的に、下記を三角関係で結びアーティストインレジデンス(AIR)を実現するプロジェクトです。本展は、大阪北加賀屋のSSKとの協働にて開催しています。
①レジデンスできる場所
②成果物を発表する場所
③レジデンスを行いたい海外アーティスト
super studio kitakagaya(SSK) | スーパースタジオキタカガヤ
https://ssk-chishima.info/whos_in/sareenasattapon/
https://ssk-chishima.info/whos_in/sareenasattapon/
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主催:TRA-TRAVEL
共催&助成:一般財団法人おおさか創造千島財団
助成:大阪市助成事業
主催:TRA-TRAVEL
共催&助成:一般財団法人おおさか創造千島財団
助成:大阪市助成事業
We are pleased to announce that we will present “Home Sweet Home” by Tokyo-based Thai artist Sareena Sattapon as a satellite event of SSK Open Studio Autumn 2021. This will be the first exhibition of the AIR Δ (*) residency project launched by TRA-TRAVEL.
Sareena Sattapon was born in Thailand in 1992 and obtained her MFA from Silpakorn University in Bangkok. She has been actively presenting her work in and outside of Thailand. She visited Japan in November 2020 during the Covid disaster, and is currently a research student at the Global Art Practice department in Tokyo University of the Arts.
She has been creating works in various media such as performance, photography, video, and installation with inspiration from everyday life and daily experiences, and is currently working on “Fragility of Artwork” as a reflection on the consumption of tons of materials for the sake of “Art”, along with “social stratification in Thailand” as her current themes.
She has been creating works in various media such as performance, photography, video, and installation with inspiration from everyday life and daily experiences, and is currently working on “Fragility of Artwork” as a reflection on the consumption of tons of materials for the sake of “Art”, along with “social stratification in Thailand” as her current themes.
This exhibition “Home Sweet Home” will present new experimental works created during a two-month residency at SSK from March 2021. The works are rooted in her nostalgia, living in a foreign country while thinking about her home and family in Thailand. Meanwhile, some works are related to her pain nowadays. These experimental works are also part of her research about biodegradable art, death, and loneliness.
* AIR Δ(delta) is a new artist-in-residency project by TRA-TRAVEL. It’s a unique format of artist in residency program where TRA-TRAVEL works as a matcher between an artist, a residency(a place to live and work) and a place to make an exhibition. We also support the artist’s research locally and his/her exhibition making.
ART TRAVELER vol.2
ART TRAVELER vol.2 at Oto-Biluding, Osaka, Japan
JP 20 September 2019
2019年9月20日にアート・トラベラーvol.2として、ドイツ在住の台湾人アーティスト/フィルムメイカーのSu Yu Hsin(スー・イーシン)氏を招き、鍋を囲むフランクなパーティ形式のアーティストトークを行います。(トークには簡易な日本語通訳あり)
日時:2019年9月20日(金)17:30- (トークスタート 19:00頃 途中参加可)
会場:音ビル 2F / TRA-TRAVEL(最寄り駅:四ツ橋線 北加賀屋)
参加費:2000円(食事代・飲み物代込み/無くなり次第終了)
定員:なし (9/20 16:00までに予約要)
予約方法:
①下記メールにて氏名と人数と携帯番号などの連絡先記載、もしくは
②FBイベントページにて”参加”を選択してください)
会場:音ビル 2F / TRA-TRAVEL(最寄り駅:四ツ橋線 北加賀屋)
参加費:2000円(食事代・飲み物代込み/無くなり次第終了)
定員:なし (9/20 16:00までに予約要)
予約方法:
①下記メールにて氏名と人数と携帯番号などの連絡先記載、もしくは
②FBイベントページにて”参加”を選択してください)
Eメール:info.tratravel@gmail.com
Facebook::TRA.TRAVEL.ART
Facebook::TRA.TRAVEL.ART
■ Su Yu Hsin(スー・イーシン) https://www.suyuhsin.net
ドイツ在住の台湾人アーティスト/フィルムメイカー。
主にビデオエッセイの手法を用いるアート作品を制作。惑星規模の政治生態学の調査を元に、拡張映像表現に内在する政治と詩を探求しています。
近年の主な制作のキーワードとして“テクノアニミズム”、“カウンターマッピング”、“自然の脱植民地化”などが挙げられます。
■ イベント趣旨:
本イベントの趣旨は、北加賀屋駅近くのスーパーへアーティストと参加者で一緒に①買い出しをし、②調理をし、③一緒に食事を共にしながら開かれたアーティストトークを行うというものです。
参加者は①、②、③のどの段階で参加いただいても、途中で退席いただいても大丈夫です。
本イベントの趣旨は、北加賀屋駅近くのスーパーへアーティストと参加者で一緒に①買い出しをし、②調理をし、③一緒に食事を共にしながら開かれたアーティストトークを行うというものです。
参加者は①、②、③のどの段階で参加いただいても、途中で退席いただいても大丈夫です。
■ 世界の終りのキノコ/日本のスーパーで買うキノコ:
トークでは、スー氏は最近の関心事やこれまでのプロジェクトについて話します。
その中でも、現在の彼女のリサーチにも通じる自然人類学者アナ・ツィンの『世界の終わりのキノコ』(原題:The Mushroom at the End of the World)を取り上げます。
本書は“松茸”の国際的研究を通じ、人間と自然環境の相互依存性、資本主義による自然破壊を描いたノンフィクション作品で、数多の賞を受賞した著名な本ですが未邦訳です。
「8世紀ごろに日本で発見された松茸は、広島の廃墟に最初に再び姿を現した生物の1つであり、人間が自然界で起こす混乱を糧に生きる生物」として人新世と呼ばれる現在を考えるひとつの示唆を与えてくれるものです。
また現在アメリカのオレゴンで松茸は多く収穫されており収穫後には卸業者に買われ選別されたのち巨大な市場のある日本へ輸出されています。
トークを通じ日本のスーパーで何気なく並べられた世界中から集まった食材たちが違ったものとして感じられるようになるかもしれません。
(*アーティストと一緒に調理する料理には松茸が入るわけではありません)
トークでは、スー氏は最近の関心事やこれまでのプロジェクトについて話します。
その中でも、現在の彼女のリサーチにも通じる自然人類学者アナ・ツィンの『世界の終わりのキノコ』(原題:The Mushroom at the End of the World)を取り上げます。
本書は“松茸”の国際的研究を通じ、人間と自然環境の相互依存性、資本主義による自然破壊を描いたノンフィクション作品で、数多の賞を受賞した著名な本ですが未邦訳です。
「8世紀ごろに日本で発見された松茸は、広島の廃墟に最初に再び姿を現した生物の1つであり、人間が自然界で起こす混乱を糧に生きる生物」として人新世と呼ばれる現在を考えるひとつの示唆を与えてくれるものです。
また現在アメリカのオレゴンで松茸は多く収穫されており収穫後には卸業者に買われ選別されたのち巨大な市場のある日本へ輸出されています。
トークを通じ日本のスーパーで何気なく並べられた世界中から集まった食材たちが違ったものとして感じられるようになるかもしれません。
(*アーティストと一緒に調理する料理には松茸が入るわけではありません)
ART TRAVELER vol.1
© Wantanee Siripattananuntakul, ART TRAVELER vol.1 at Vislab, Osaka, Japan
JP 8 February 2019
タイ人アーティスト・ワンタニー・シリパッタナーナンタクーンは現在バンコクのシラパコーン大学の講師で、タイ国内外で制作発表を行う芸術家として活躍されています。
本トークショーでは2020年1月に京都芸術センターで行われる展覧会のため現在日本で制作される新作及び近年の人以外の動物を含む他者との協働制作や、タイのアートシーンについてお話を聞く機会となります。
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ワンタニー・シリパッタナーナンタクーン
Wantanee Siripattananuntakul
Wantanee Siripattananuntakul
1974年バンコク生まれバンコク在住。
シラパコーン大学にて学位(彫刻)を取得後、ブレーメン芸術大学にてジャン=フランソワ・ギトン 教授に師事。
2009年よりシラパコーン大学講師。社会、政治、経済、文化などへ批評的な視点を扱うメディア越境型の作風で知られ、第53回ヴェネチア・ビエンナーレ タイ館でタイ民族衣装を着た鼻の長い自身のミニチュアモデル作品《Wantanocchio》を発表。主な個展に「THE BROKEN LADDER」(Gallery VER、バンコク、2018)など。http://wantaneesiri.com/
本アーティストークは、2年前から共同制作を行うQenji Yoshidaが広義の翻訳者として参加することから、彼らの行うインターナショナルな協働性への考察を体験していただける内容となります。
参考:美術手帖オンラインレビュー(長谷川新)
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/16922
参考:ARTSCAPEレビュー(高嶋慈)
https://artscape.jp/report/review/10142409_1735.html
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/16922
参考:ARTSCAPEレビュー(高嶋慈)
https://artscape.jp/report/review/10142409_1735.html