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TRA-TRAVEL is the art hub established in 2019. We host onsite and online events such as exhibitions and talk events with our mission to connect locals from different sites/countries, and generate a new cultural, artistic and touristic traffic with them.

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NEWS


Beer with Artist

 vol.1 ファニ・フッタークネヒト(Fanni Futterknecht)

 

image of “Beer with Artist” Vol.1 Fanni Futterknecht at Hoffma, Osaka, Japan
 
JP  21 May 2023

 

 
 
 
イベント概要:

 

TRA-TRAVELの新たな試み「Beer with Artist」は、”アーティストと共に飲む”をテーマにしたカジュアルなトークイベントです。来日したアーティストと一緒に食事やお酒を楽しみ、会話を交わし、新たなつながりを築くことが本イベントの目的です。一般的なアーティストトークとは異なり、気軽な交流が生まれる空間を作り出すことを目指しています。
第一回目は、オーストリア出身の現代アーティスト、ファニ・フッタークネヒト(Fanni Futterknecht)さんをゲストに迎えます。彼女の作品やアーティストとしての思考、そして現在の関心事について深く掘り下げながら、自由な会話を楽しむことができます。

 

日 程:20235月21日(日)18:00~

※入退場自由、予約不要

会 場:Hoffma

住 所:〒542-0012 大阪府大阪市中央区谷町6丁目13-6

□ 言 語:英語、ときどき日本語

□ 料 金:無料(ワンドリンク・オーダー制)

 

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主催:TRA-TRAVEL 共催:Hoffma 

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■イベント前のインタビュー(English follows Japanese):

Qenji Yoshida(以下QY): もちろんイベントでもお聞きする予定ですが、Fanniさんがどんなアーティストで、どんな領域を扱っているのか、簡潔に自己紹介いただけますか?

 

Fanni Futterknecht(以下FF):今回は招待ありがとう! Beer with Artistというアイデアも好きだし、自分の作品について話したり、大阪で知らない人達と交流する機会がもてること楽しみです。私はウィーンを拠点に活動するビジュアルアーティストで、パフォーマンス、インスタレーション、ビデオ、テキストなど、主に物語性のあるさまざまなメディアを使って作品を作っていて、プロジェクトによってはパフォーマーやミュージシャンとコラボもよく行っています。最近は「kritzeln(落書き)」に関心があって、書き言葉や話し言葉の拡張形としてや、抗議運動のジェスチャーとして応用した制作も行っています。

 

QY:写真もいくつか見せてもらったんですが特にパフォーマンスが気になっています。今回の日本滞在ではどんなプロジェクトをしているんですか?

 

FF:今回、京都のICAフェローシップの枠で来日していて、社会や政治的な側面から「遊びの文化」や「おもちゃ」をテーマにしたリサーチをするために来ました。私たちの日常生活の中で、遊びがどこから始まり、どこで終わるのか、幅広いイメージやアイデア、あるいは想像力を得たいと考えリサーチを進めています。

 

QY:日本は遊びの文化が発展しているしリサーチをするには良い環境そうですね。でも半面、日本でプロジェクトを実施する難しさもありませんか?

 

FF:その通りですね。日本は、遊びやゲームについては無限の機会と刺激を提供してくれる場所なので、このリサーチにとっては完璧な場所だと思います。日本での滞在は3回目になりますが、東京や大阪に比べると京都は少し閉鎖感を感じます。あと、やはり言葉の壁がありますね。日本では紹介で繋がる文化があるように思いますが、外国人という立場上、他の方の手助けに身を委ねる形になりがちです。素晴らしくもあり、自分自身で何か解決したい場合には、息苦しくなることもありますね。

 

QY:今回は「Beer with Artist」という名前の企画なので、オーストリアのお酒文化についても1つ質問していいですか? 例えば 日本には「飲み会」という言葉があります。友人同士などで居酒屋などに集まって一緒に飲みながらお喋りを楽しむ会、みたいなものです。例えばビジネスシーンでは打ち合わせや会議ではなく「飲み会」で契約を取ったり、恋愛市場では合コンという「飲み会」があったり、いろいろ社会的な機能があったりします。オーストリアはいかがですか?

 

FF:日本の「飲み会」には何回も参加したことがありますよ。前に東京にいた時にはかなり飲み歩いた思い出があります。オーストリアでもお酒文化は強くて、やはり「オフィスではなく、契約はバーで結ばれる」という言葉もあります。とはいえ、かなり文化的には違いますね。ヨーロッパの中ではオーストリアの人たちはシャイだと思うのですが、自分たちが納得できないこと、嫌いなことに対しては、本当にまっすぐぶつかってきます。日本では問題や不快感に対して、直接的でない方法で対処し、相手にとって不快な状況を避けることを探り、対立を避けようとする文化があると思いますが、オーストリアは、その逆ですね。でも結果、人々はより多くを語り、特に酔っているときは一層激しく議論し合います。

 

QY:ああ、確かに僕も対立を好まず、弁証法というか、第三の提案とかをすぐ考えがちです。対立を好まないのって島国で調和を重んじるから、みたいな事も言ったりしますね。政治的、あるいは社会、地政学的な影響なのか・・もう少し話したいですが続きはバーで!

 

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■アーティストプロフィール:

ファニ・フッタークネヒト(Fanni Futterknecht)

https://www.fannifutterknecht.com/

 

オーストリア・ウィーン出身のビジュアルアーティスト。ゲリット・リートフェルトアカデミーとウィーン美術アカデミーでファインアートとメディアアートを学び、後にフランスでパフォーマンス、空間、身体について研究を行う。フッタークネヒトの作品は、パフォーマンス、デモンストレーション、ビデオ、インスタレーションなど多様な手法を用いており、詩的な解釈で社会問題を反映している。また、パフォーマンスやインスタレーションは創造的に変化し続ける進行形の彫刻だと考え制作を行っている。ICAリサーチフェローとして京都に滞在中。

 

 

 

 

 

 


TRA-TRA-TALK

 アートと隣人 vol.1 / インドネシアの文化芸術、その創造環境

 

image of TRA-TRA-TALK “アートと隣人 vol.1 / インドネシアの文化芸術、その創造環境”  at コクリワーク, Osaka, Japan
 
JP  30 May 2022

 

 
 
 
 

 
 
 
 

イベント概要:

 

トークテーマ「 インドネシアの文化芸術、その創造環境」

リサーチャー/高山健太郎

レスポンダー/レオナルド・バルトロメウス(オンライン参加)

 

日 程:2022530日(月)19:00~20:30

受付開始は18:45からとなります。5分前にはご着席ください。

 

会 場(実地及びオンライン):

①コクリワーク(提携施設:サンワールドビル 6F 2号室)

住 所:〒550-0014 大阪府大阪市西区北堀江1-6-2 サンワールドビル6F 2号室

入場料:500円(交流会参加費含む交流会20:30~21:30)

(注1)会場は、除菌ルームのうえ、常時換気をおこない、密にならないように座席の間隔を開けております。ご来場の際はマスク着用・手指の消毒にご協力をお願いいたします。また当日体調のすぐれない方、熱のある方は入場をお断りする場合があります。

(注220:00に、ビル正面入口が閉まりますので、それまでにご入場下さい。

 

②オンライン:ZOOM

オンライン 無料(視聴のみ) 

 オンライン生配信視聴の希望は、当日正午12時までに下記メールアドレスまで、必ず件名を「トーク視聴希望」にしメールをお送りください。(件名のない場合メールを受けることが出来ません)

Tratratalk@gmail.com

 

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主催:TRA-TRAVEL 共催:コクリワーク 

助成:大阪市助成事業 協力:株式会社artness

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■イベント内容:

TRA-TRAVELが主催するTTT(TRA-TRA-TALK)は、「リサーチをひらく」をテーマにしたトークイベントです。クリエイターや研究者などのリサーチャーは、プロジェクトやリサーチを進めるにあたって、専門的な知識のある方や、事情通などに話しを聞きにいきます。

『リサーチャー(聞き手)が、レスポンダー(応対者)に、話を聞く』をトークイベントとしてひらく事から、観客も交えた意見交換を行う「学び合いの場」を設けます。

第一回目のイベントでは、artness代表の高山健太郎さんが「リサーチャー(聞き手)」として、山口情報芸術センター[YCAM]のキュレーターであるレオナルド・バルトロメウスさんを「レスポンダー(応対者)」とし『インドネシアの文化芸術、その創造環境』を中心に対話/リサーチをひらきます。

リサーチャー(聞き手)である高山さんは、直島、金沢にてアート事業に携わり、2021年4月に独立、新しい価値創造や課題解決をアートと共にをテーマにした会社を創業。地域のアートプロジェクトのキュレーションやプロデュースに携わられています。現在は日本初のアートの仕事に特化したジョブフェア「ART JOB FAIR 」を開催するため準備中です。(クラウドファンディングページ

現在準備をされている「ART JOB FAIR 」は、アート分野の求職者と雇用者が集うプラットホームとして、これまでアート分野ではなかったジョブフェアを日本で初めてつくる試みです。アート分野の働き方や就労環境の課題に一石を投じる試みとして、また高山さん個人によって発案したアート分野の新たな取組としてアートプロジェクトと捉える事もできるものです。

レスポンダー(応答者)のレオナルド・バルトロメウスさんは、インドネシアのアートコレクティブ「セラム」と「ルアンルパ」の一員として活動され、現在、山口情報芸術センター[YCAM]のキュレーターとして、「オルタナティブ・エデュケーション」というテーマのもと、アートを通じた学びや、地域とYCAMの関係性を問い直す長期間のプロジェクトを行っています。

本トークイベントでは、『インドネシアの文化芸術、その創造環境』についてお話しを聞くことを中心に、文化、社会の違いなどから逆説的に現在の自分、現在の日本社会を考える機会にしたいと考えています。

 

 

 

 

■リサーチャー:


高山健太郎 (artness代表)

2004年公益財団法人福武財団に入社。2005年から「瀬戸内国際芸術祭」の準備に携わり、2011年まで直島、豊島、犬島の美術館の立ち上げやアートプロジェクトに携わる。2013年にディレクターとして文化事業会社ノエチカの創業に携わり、「KOGEI Art Fair Kanazawa」や「KUTANism」など石川県の地域文化である工芸のまちづくりやツーリズムなどに携わり、2021年に独立。artnessを創業し、アートプロジェクトのキュレーションやプロデュースを手掛けている。

 

 

■レスポンダー:

レオナルド・バルトロメウス(Leonhard Bartolomeus)
2012年にジャカルタ芸術大学卒業後、ルアンルパに参加。書籍の出版、ギャラリーの運営、リサーチなど、ルアンルパの一員として活動を開始。後に活動範囲を「教育や共同プロジェクト」に重点を移し、ジャカルタ、スマラン、スラバヤのキュレーターとともにKKK(Kolektif Kurator Kampung)を結成。2019年、日本の山口にある山口情報芸術センター(YCAM)のキュレーター・チームに参加し現在も同センターに従事。

 

 

 

■TRA-TRA-TALKとは?

TRA-TRAVELが主催するTTT(TRA-TRA-TALK)は、「リサーチをひらく」をテーマにしたトークイベントです。
クリエイターや研究者などのリサーチャーは、プロジェクトやリサーチを進めるにあたって、専門的な知識のある方や、事情通などに話しを聞きにいきます。
本企画は、『リサーチャー(聞き手)』が、『レスポンダー(応対者)』に話しを聞くことを、あえてイベントとしてひらく事で、観客も交えた意見交換を行う「相互の学びの場」となることを望んでいます。
TRA-TRA-TALKは、アートイベントを既存のギャラリーやアートスペースだけではなく、異業種の施設とコラボレーションを行い、その観客を巻き込むことで「アート」の言説やプレゼンス自体を開くことを目的の一つとしています。初回となる本イベントではビジネス内外の人々が集まるコワーキングスペース「コクリワーク」で開催いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 


Exhibition “At that sunny place / アノ ヒダマリニテ

 

image of exhibition “At that sunny place アノ ヒダマリニテ”  at TRA-TRAVEL gallery, Osaka, Japan
 
JP  12-19 March 2022
 

 

 
アーツサポート関西「上町台地現代アート創造支援寄金助成」成果展として、 Yukawa-Nakayasu と葭村太一を迎えて『アノ ヒダマリニテ』展を開催いたします。
人々の営みの痕跡を探究する両作家が、大阪の上町台地にある厄災の足跡に着目し、「厄災を乗り越えることに寄与した信仰」かつ「信仰を可視化する視覚芸術」を考察しました。約 2 年かけて上町台地にてリサーチやフィールドワークを重ね、現代から古くは奈良時代における人々の営みや信仰にまで思いを巡らします。 二名のアーティストが異なる表現方法で結実させる展覧会を、ご高覧いただければ幸いです。
 

 

 

 

 
<exhibition statement>
悲劇の歴史である厄災は、それまでにない思考や死生観を萌芽させてきた。新たな信仰がうまれ、芸術がそれらを顕在化し、そして人々の営みが積層する。数年毎に厄災にのまれる私たちは、傷を癒しながらも生きた痕跡を残し続けている。
 
私は過去と現在の厄災をかさねる事で、過去の営みを現代に接続し、今ある閉塞感をひらく手がかりを探そうと思う。彼岸の日に沈みゆく夕日を見ながら極楽浄土を観想する「日想観」 、西方浄土を見つめるように積み上がる「無縁仏」、祈願のために毛髪を寺社の門に封入した人々の営為。厄災を乗り越えた人々の輪郭は、都市や文明に埋没しながらも私たちの側にある。
 
心体の深い感覚を呼び起こしたこれらの習俗が、陽のあたる場所で営まれていたことは偶然ではないだろう。陽のあたる場所で行われた過去の営為、コロナ禍において人々が日光によせる現在の情動、このヒダマリに心情をゆだねる人々の普遍的な営みを拠り所に、厄災でこわばった心身をほぐすことから始めてみようと思う。
 
 
< 開催概要 >
アーティスト :Yukawa-Nakayasu, 葭村太一
会場 :TRA-TRAVEL ギャラリー ( 大阪市住之江区北加賀屋 5−5−1 音ビル 2F) 会期 :2022/3/12( 土 )~3/19( 土 ) 会期中無休
開場時間 :12:00~18:00 / 入場料無料
 
<イベント ( トーク & ツアー )>
登壇者 :Yukawa-Nakayasu, 葭村太一 モデレーター : 大島賛都 ( アーツサポート関西チーフプロデューサー ) 会場 : 淨國寺 ( 大阪市天王寺区下寺町 1−2−36)
日時 :2022/3/13( 日 ) 15:00~17:00
( 淨國寺 15:00~16:00 トーク、16:00~17:00 心光寺ツアー ) / 入場料無料
 

主催: TRA-TRAVEL
助成: アーツサポート関西「上町台地現代アート創造支援寄金助成」 、一般財団法人おおさか創造千島財団
協力: 淨國寺、真光院、心光寺、大覚寺、超心寺、イチノジュウニのヨン、柳本京子(敬称略、順不同)
 

Yukawa-Nakayasu(ユカワナカヤス)
1981 年大阪生まれ。歴史や習俗や習慣をもとに、社会や身体、日常に内在している営為や現象を視覚化する作品を制作。 近年では「生命の循環」まで視野を広げ、人々の営みから発生する現象やエネルギーの循環に着目している。2018 年に The 12th Arte Laguna Prize 大賞受賞 ( Arsenale, ヴェネツィア )など。http://yukawanakayasu.net/
 
葭村太一(ヨシムラタイチ)
1986年兵庫県生まれ。日常に溶け込んでしまった“痕跡”に焦点を当て、その奥に存在するであろう目には見えない不確かな部分から作品を制作。主な展覧会に、2021 年個展「Imitation or mimic」(千鳥文化ホール、大阪)、2020 年個展「REACTION」(VOU、京都)、2019年「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2019」(記念碑台、兵庫)など。
https://taichiyoshimura.com/

 

 

 

 

 

 

■アーティストプロフィール:

ファニ・フッタークネヒト(Fanni Futterknecht)

https://www.fannifutterknecht.com/

 

オーストリア・ウィーン出身のビジュアルアーティスト。ゲリット・リートフェルトアカデミーとウィーン美術アカデミーでファインアートとメディアアートを学び、後にフランスでパフォーマンス、空間、身体について研究を行う。フッタークネヒトの作品は、パフォーマンス、デモンストレーション、ビデオ、インスタレーションなど多様な手法を用いており、詩的な解釈で社会問題を反映している。また、パフォーマンスやインスタレーションは創造的に変化し続ける進行形の彫刻だと考え制作を行っている。ICAリサーチフェローとして京都に滞在中。

 

 

 

 

 

 

TRA-TRA-TALK  “アートと隣人 vol.1 / インドネシアの文化芸術、その創造環境”


TRA-TRA-TALK

 アートと隣人 vol.1 / インドネシアの文化芸術、その創造環境

 

image of TRA-TRA-TALK “アートと隣人 vol.1 / インドネシアの文化芸術、その創造環境”  at コクリワーク, Osaka, Japan
 
JP  30 May 2022

 

 
 
 
 

 
 
 
 

イベント概要:

 

トークテーマ「 インドネシアの文化芸術、その創造環境」

リサーチャー/高山健太郎

レスポンダー/レオナルド・バルトロメウス(オンライン参加)

 

日 程:2022530日(月)19:00~20:30

受付開始は18:45からとなります。5分前にはご着席ください。

 

会 場(実地及びオンライン):

①コクリワーク(提携施設:サンワールドビル 6F 2号室)

住 所:〒550-0014 大阪府大阪市西区北堀江1-6-2 サンワールドビル6F 2号室

入場料:500円(交流会参加費含む交流会20:30~21:30)

(注1)会場は、除菌ルームのうえ、常時換気をおこない、密にならないように座席の間隔を開けております。ご来場の際はマスク着用・手指の消毒にご協力をお願いいたします。また当日体調のすぐれない方、熱のある方は入場をお断りする場合があります。

(注220:00に、ビル正面入口が閉まりますので、それまでにご入場下さい。

 

②オンライン:ZOOM

オンライン 無料(視聴のみ) 

 オンライン生配信視聴の希望は、当日正午12時までに下記メールアドレスまで、必ず件名を「トーク視聴希望」にしメールをお送りください。(件名のない場合メールを受けることが出来ません)

Tratratalk@gmail.com

 

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主催:TRA-TRAVEL 共催:コクリワーク 

助成:大阪市助成事業 協力:株式会社artness

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■イベント内容:

TRA-TRAVELが主催するTTT(TRA-TRA-TALK)は、「リサーチをひらく」をテーマにしたトークイベントです。クリエイターや研究者などのリサーチャーは、プロジェクトやリサーチを進めるにあたって、専門的な知識のある方や、事情通などに話しを聞きにいきます。

『リサーチャー(聞き手)が、レスポンダー(応対者)に、話を聞く』をトークイベントとしてひらく事から、観客も交えた意見交換を行う「学び合いの場」を設けます。

第一回目のイベントでは、artness代表の高山健太郎さんが「リサーチャー(聞き手)」として、山口情報芸術センター[YCAM]のキュレーターであるレオナルド・バルトロメウスさんを「レスポンダー(応対者)」とし『インドネシアの文化芸術、その創造環境』を中心に対話/リサーチをひらきます。

リサーチャー(聞き手)である高山さんは、直島、金沢にてアート事業に携わり、2021年4月に独立、新しい価値創造や課題解決をアートと共にをテーマにした会社を創業。地域のアートプロジェクトのキュレーションやプロデュースに携わられています。現在は日本初のアートの仕事に特化したジョブフェア「ART JOB FAIR 」を開催するため準備中です。(クラウドファンディングページ

現在準備をされている「ART JOB FAIR 」は、アート分野の求職者と雇用者が集うプラットホームとして、これまでアート分野ではなかったジョブフェアを日本で初めてつくる試みです。アート分野の働き方や就労環境の課題に一石を投じる試みとして、また高山さん個人によって発案したアート分野の新たな取組としてアートプロジェクトと捉える事もできるものです。

レスポンダー(応答者)のレオナルド・バルトロメウスさんは、インドネシアのアートコレクティブ「セラム」と「ルアンルパ」の一員として活動され、現在、山口情報芸術センター[YCAM]のキュレーターとして、「オルタナティブ・エデュケーション」というテーマのもと、アートを通じた学びや、地域とYCAMの関係性を問い直す長期間のプロジェクトを行っています。

本トークイベントでは、『インドネシアの文化芸術、その創造環境』についてお話しを聞くことを中心に、文化、社会の違いなどから逆説的に現在の自分、現在の日本社会を考える機会にしたいと考えています。

 

 

 

 

■リサーチャー:


高山健太郎 (artness代表)

2004年公益財団法人福武財団に入社。2005年から「瀬戸内国際芸術祭」の準備に携わり、2011年まで直島、豊島、犬島の美術館の立ち上げやアートプロジェクトに携わる。2013年にディレクターとして文化事業会社ノエチカの創業に携わり、「KOGEI Art Fair Kanazawa」や「KUTANism」など石川県の地域文化である工芸のまちづくりやツーリズムなどに携わり、2021年に独立。artnessを創業し、アートプロジェクトのキュレーションやプロデュースを手掛けている。

 

 

■レスポンダー:

レオナルド・バルトロメウス(Leonhard Bartolomeus)
2012年にジャカルタ芸術大学卒業後、ルアンルパに参加。書籍の出版、ギャラリーの運営、リサーチなど、ルアンルパの一員として活動を開始。後に活動範囲を「教育や共同プロジェクト」に重点を移し、ジャカルタ、スマラン、スラバヤのキュレーターとともにKKK(Kolektif Kurator Kampung)を結成。2019年、日本の山口にある山口情報芸術センター(YCAM)のキュレーター・チームに参加し現在も同センターに従事。

 

 

 

■TRA-TRA-TALKとは?

TRA-TRAVELが主催するTTT(TRA-TRA-TALK)は、「リサーチをひらく」をテーマにしたトークイベントです。
クリエイターや研究者などのリサーチャーは、プロジェクトやリサーチを進めるにあたって、専門的な知識のある方や、事情通などに話しを聞きにいきます。
本企画は、『リサーチャー(聞き手)』が、『レスポンダー(応対者)』に話しを聞くことを、あえてイベントとしてひらく事で、観客も交えた意見交換を行う「相互の学びの場」となることを望んでいます。
TRA-TRA-TALKは、アートイベントを既存のギャラリーやアートスペースだけではなく、異業種の施設とコラボレーションを行い、その観客を巻き込むことで「アート」の言説やプレゼンス自体を開くことを目的の一つとしています。初回となる本イベントではビジネス内外の人々が集まるコワーキングスペース「コクリワーク」で開催いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 


Exhibition “At that sunny place / アノ ヒダマリニテ

 

image of exhibition “At that sunny place アノ ヒダマリニテ”  at TRA-TRAVEL gallery, Osaka, Japan
 
JP  12-19 March 2022
 

 

 
アーツサポート関西「上町台地現代アート創造支援寄金助成」成果展として、 Yukawa-Nakayasu と葭村太一を迎えて『アノ ヒダマリニテ』展を開催いたします。
人々の営みの痕跡を探究する両作家が、大阪の上町台地にある厄災の足跡に着目し、「厄災を乗り越えることに寄与した信仰」かつ「信仰を可視化する視覚芸術」を考察しました。約 2 年かけて上町台地にてリサーチやフィールドワークを重ね、現代から古くは奈良時代における人々の営みや信仰にまで思いを巡らします。 二名のアーティストが異なる表現方法で結実させる展覧会を、ご高覧いただければ幸いです。
 

 

 

 

 
<exhibition statement>
悲劇の歴史である厄災は、それまでにない思考や死生観を萌芽させてきた。新たな信仰がうまれ、芸術がそれらを顕在化し、そして人々の営みが積層する。数年毎に厄災にのまれる私たちは、傷を癒しながらも生きた痕跡を残し続けている。
 
私は過去と現在の厄災をかさねる事で、過去の営みを現代に接続し、今ある閉塞感をひらく手がかりを探そうと思う。彼岸の日に沈みゆく夕日を見ながら極楽浄土を観想する「日想観」 、西方浄土を見つめるように積み上がる「無縁仏」、祈願のために毛髪を寺社の門に封入した人々の営為。厄災を乗り越えた人々の輪郭は、都市や文明に埋没しながらも私たちの側にある。
 
心体の深い感覚を呼び起こしたこれらの習俗が、陽のあたる場所で営まれていたことは偶然ではないだろう。陽のあたる場所で行われた過去の営為、コロナ禍において人々が日光によせる現在の情動、このヒダマリに心情をゆだねる人々の普遍的な営みを拠り所に、厄災でこわばった心身をほぐすことから始めてみようと思う。
 
 
< 開催概要 >
アーティスト :Yukawa-Nakayasu, 葭村太一
会場 :TRA-TRAVEL ギャラリー ( 大阪市住之江区北加賀屋 5−5−1 音ビル 2F) 会期 :2022/3/12( 土 )~3/19( 土 ) 会期中無休
開場時間 :12:00~18:00 / 入場料無料
 
<イベント ( トーク & ツアー )>
登壇者 :Yukawa-Nakayasu, 葭村太一 モデレーター : 大島賛都 ( アーツサポート関西チーフプロデューサー ) 会場 : 淨國寺 ( 大阪市天王寺区下寺町 1−2−36)
日時 :2022/3/13( 日 ) 15:00~17:00
( 淨國寺 15:00~16:00 トーク、16:00~17:00 心光寺ツアー ) / 入場料無料
 

主催: TRA-TRAVEL
助成: アーツサポート関西「上町台地現代アート創造支援寄金助成」 、一般財団法人おおさか創造千島財団
協力: 淨國寺、真光院、心光寺、大覚寺、超心寺、イチノジュウニのヨン、柳本京子(敬称略、順不同)
 

Yukawa-Nakayasu(ユカワナカヤス)
1981 年大阪生まれ。歴史や習俗や習慣をもとに、社会や身体、日常に内在している営為や現象を視覚化する作品を制作。 近年では「生命の循環」まで視野を広げ、人々の営みから発生する現象やエネルギーの循環に着目している。2018 年に The 12th Arte Laguna Prize 大賞受賞 ( Arsenale, ヴェネツィア )など。http://yukawanakayasu.net/
 
葭村太一(ヨシムラタイチ)
1986年兵庫県生まれ。日常に溶け込んでしまった“痕跡”に焦点を当て、その奥に存在するであろう目には見えない不確かな部分から作品を制作。主な展覧会に、2021 年個展「Imitation or mimic」(千鳥文化ホール、大阪)、2020 年個展「REACTION」(VOU、京都)、2019年「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2019」(記念碑台、兵庫)など。
https://taichiyoshimura.com/

 

 

 

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